【英語】 Google Advertising

【読み】 グーグルコウコク

用語解説

Googleが提供する広告出稿サービス。出稿された広告は、Google AdSense(Googleの提供しているコンテンツ連動型広告配信サービス)などを用いて様々なWebサイトに表示される。予めその広告に関連するワードを設定しておくことで、Google検索の検索結果表示画面などにおいて、ユーザーの検索ワードに適した広告が表示される。広告費用はオークション等によって決定されたクリック単価と利用者のクリック回数に応じて金額が決定する。

■詳細説明
Google広告とは
Google広告(Google Ads)とは、Google LLC(Limited Liability Company:合同会社のこと)が提供しているオンラインWeb広告配信サービスである。旧称は、Google AdWordsであったが、2018年7月にGoogle広告へと名称変更された。広告主はGoogle広告を利用することで、Googleの持つ巨大なネットワークを通じて、世界中の人々へ向けて、簡単に、低予算から、様々なWeb広告を配信することができるようになる。

Google広告の種類
Google広告は様々な種類が提供されており、PC版では「検索広告」「ショッピング広告」「ディスプレイ広告」「動画広告」、モバイル版では、前述のPC版の広告に加えて、「アプリ広告」がある。
検索広告は、検索連動型広告とも呼ばれ、検索エンジンの検索結果ページに表示される。広告見出し、リンク先のURL、説明文という3つの要素から構成され、検索キーワードに紐づいた広告が配信されるため、顕在顧客層へのアプローチに適していると言われている。
ショッピング広告は、商品の画像、商品名、価格などを伴ったWeb広告であり、検索エンジンの検索結果ページで検索広告よりも上部に表示される。画像などもあり、ユーザーの目を引きやすいため、クリック率が高いと言われている。
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリケーションの広告枠に表示されるWeb広告であり、Googleの提供するディスプレイ広告であることから、GDN(Google Display Network)とも呼ばれる。検索キーワード等に関係なく表示されるため、潜在顧客層へのアプローチに適していると言われている。
動画広告は、主にYouTubeで動画を視聴・検索する際に表示される広告のことである。動画の前後、又は再生中に広告が表示され、少なくとも数秒間は高い確度で広告を視聴してもらうことが可能であるため、ブランドの認知などに効果があると言われている。一方で、強制的に広告を視聴させることでユーザーにネガティブイメージを与える可能性があることにも注意が必要である。
アプリ広告は、アプリケーションを宣伝するWeb広告であり、アプリインストール広告とも呼ばれる。Google広告ではモバイル版のみで扱える広告種類であり、広告の配信先は、Googleの主要サービス(Google検索、Google Play、YouTube、GDNなど)となる。他の広告と異なり、主にアプリストアの情報を使用し自動で広告を作成するため、広告作成の負担が少ない。

GDNとGoogle AdSense
GDN(Google Display Network)は、前述の通り、Googleのディスプレイ広告のことを指す。広告の配信先は、Googleが提携しているメディア(大手ニュースサイトやグルメサイトなど)やGoogle AdSenseで発行された広告枠であり、その提携先Webサイトの数は200万を超え、世界中のインターネットユーザーの90%をカバーすると言われている。
Google AdSenseとは、自社のWebサイトにGoogleディスプレイ広告の表示場所を提供することで、Webサイトの収益化を図ることのできるサービスである。具体的には、広告がクリックされたり、一定回数表示されたりするごとに、報酬を受け取ることができる。
Google AdSenseを利用するには、広告を掲載したいWebサイトがその利用者にとって真に有益か、などを確認する審査に通る必要がある。

Google広告とGoogle AdSense
Google AdSenseは、前述の通り、ディスプレイ広告を掲載するWebサイトの管理者へ向けたサービスであり、Google広告は、広告を配信する広告主へ向けたサービスである。つまり、ディスプレイ広告がクリック又は表示回数が一定回数を超える度に、広告主からWebサイトの管理者へ、Googleを通して広告料が支払われることになる。

Google広告の特徴
Google広告の最大の特徴は、当たり前ではあるが、Google検索の検索結果ページに広告が表示される、ということである。検索エンジンのシェアはGoogleがトップであるため、検索広告やショッピング広告はより多くの人の目に留まる可能性がある。ディスプレイ広告(GDN)の広大さは既に述べた通りであるし、YouTubeやGoogle Playなども非常に多くのユーザーが利用しているため、動画広告やアプリ広告などの効果も期待できる。
Google広告の課金体系は、基本的には、検索広告やショッピング広告などのリスティング広告ではクリック課金型(ユーザーが広告のクリックや電話などのアクションを取った時に課金される)を取っており、ディスプレイ広告ではインプレッション課金型(広告の表示回数、例えば表示回数1000回ごとに課金)を取っている。
また、数万円などの低予算から利用できるのもGoogle広告の特徴と言える。

Google広告の最適化
Google広告の最適化は、特定のカテゴリに興味・関心のあるターゲットへの広告配信や自社のWebサイトへ訪問したことのあるターゲットへの広告配信(リマーケティング又はリターゲティング)、といった広告発信の最適化を指す。そこで、複数の広告媒体へ出稿する場合は、広告運用における作業を一括して行うことができるデータフィード最適化ツール(データフィード広告ツール)の導入が一般的となっている。
例えば、弊社はサービスの自動進化型AIプラットフォーム「bodais」と、株式会社メディックスのデータフィード生成ツール「MEDIX-Feed ManagementサービスM-Feed」と連携した自動解析サービスを提供している。下図のように、①展示の商品とサイトクロールのデータ情報を基づいて、②またGoogle Analytics※4などと連携し、Google広告に関するデータベースを管理・運用する。③システムにより分析と作業の自動化を行い、Google広告の最適化を実現する。


注)
※1 Googleは、Google LLCの登録商標です
※2 YouTubeは、Google LLCの登録商標です
※3 Google広告、Google AdSense、Google Playは、Google LLCが提供しているサービスです
※4 Google Analyticsは、Googleが提供するアクセス解析ツールです
※5 Talendは、Talend, Inc.の登録商標です
※6 AWSは、Amazon Web Service, Inc.の登録商標です

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