【英語】 Digital Marketing

【読み】 デジタルマーケティング

用語解説

様々な形態のデジタルメディアを通じて製品やサービスを効率的に宣伝することを指す。電子広告、サーチエンジンマーケティング等を通じたインタネットルートのほか、テレビ、ラジオ、画像広告、テキスト広告等を通じた非インタネットルートも含まれる。

■詳細説明
デジタルマーケティングとは
デジタルマーケティングとは、様々なデジタルコンテンツやデジタルメディア、デジタルデバイスを活用したマーケティング活動のことである。主なコンテンツやデバイスとして、Webサイト、ECサイト、Eメール、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、動画視聴サイト、スマートフォン、タブレットなどが挙げられる。デジタル化が進む現代において年々その重要性が増大し、企業の主流なマーケティング活動の1つとなっている。デジタルコンテンツをWebやメールなどで配信するといったデジタル施策を展開することで、営業やマーケティング活動を効率化することができる。

Webマーケティングとの違い
Webマーケティングは、PCでのWebサイト閲覧に特化したマーケティング活動のことである。公式Webサイトを訪れたユーザーのサイト内でのアクセス行動を追うことで、ユーザーがWebサイトに対してどのような情報を求めているのかを探り、消費につながるWebコンテンツへと改善していく。一方で、デジタルマーケティングはWebサイトで得られるユーザー行動だけでなく、スマートフォンやタブレットでのアプリ利用やブラウザの行動履歴、商品に搭載されたIoT経由のデータといったデジタル情報、さらにイベントなどでのリアルタイムな反響や店頭への来店データ、販売履歴といった活動データも収集対象になるのが特徴である。以上のことから、デジタルマーケティングは、種々のデバイスやアプリから得られるデータが対象となり、リアルタイム性も高まった、Webマーケティングの拡張版であると考えることができる。

デジタルマーケティングのメリット
・営業活動の効率化・コスト削減
企業が特定の見込み顧客に直接アプローチする手法は「プッシュ型」、顧客からの接触をまつ手法は「プル型」と呼ばれる。デジタルマーケティングは、プル型のマーケティングであると言える。これにより、営業活動の無駄が大きく削減できる。見込み顧客から「相談に乗って欲しい」「見積もりが欲しい」と問い合わせを受けて、初めて営業が行動するため、非常に効率よく営業活動ができる。そして、営業担当者が展示会で営業を行ったり、電話営業を行ったりすりコストに比べれば、Webサイトやアプリ、SNSでの広告コストが安くなる。従ってデジタルマーケティングによって、営業活動の人的・時間的コストを大きく削減できると期待できる。

・営業ノウハウの属人化防止
デジタルマーケティングでは、施策の打ち方や営業戦略の大部分がインターネット上で行われるため、これらをシステム化することができる。チーム間で共有された戦略に従ってルールベースで施策を自動で進めることができるようになるため、営業ノウハウの属人化を回避することができる。

・非訪問、非対面での商談
デジタルマーケティングでは、見込み顧客に対してデジタル上で継続的に接点を作り出す。そのため、非訪問・非対面で商談や案件を作ることも可能となる(例えば、オンラインセミナーなどを活用する)。営業担当者が見込み顧客に頻繁に訪問・電話する必要はなくなり、商談創出にかかるコストの削減にもつながる。

・スマホでのターゲット特定や広告配信効率
インターネットとパソコンの登場によって、チラシなどの施策からネット広告へとマーケティング手法は激変した。スマートフォンの登場によってさらにマーケティング手法が大きく変わることとなる。スマートフォンを利用して、SNSや口コミサイト経由で瞬時に商品情報を閲覧できるようになったため、スマートフォン向けのマーケティングの重要度は大きくなってきている。消費者のSNSやWebサイトの閲覧履歴を追跡し、履歴に合わせて配信する広告をリアルタイムで変更するなど、よりターゲットにあった宣伝を行う手法が広まっている。

AIとデジタルマーケティングとの連携
・退会防止
デジタルマーケティングとAIを組み合わせることで、複雑化する消費者行動を予測するという試みも進められている。例えば会員が脱退する際の不満や直前の行動を分析することで、退会しそうな兆候のある会員に対して自動で特典を用意することや、販売後のフォローを行うことで退会を思いとどまるような施策を自動で講じることもできる。

・接客品質向上
このような施策を、販売員の勘や経験に頼らずに実施できる点も、AIとデジタルマーケティングを組み合わせる利点のひとつである。さらに商品の在庫や入荷時期などの情報も、オペレーターがひとつひとつ確認することなくオンライン上で即座に取得でき、データや行動履歴に基づいて消費者が求めている商品の関連商品を自動で提案することもできる。そのため高品質な接客がいつでも提供できるようになり、利益率の向上につながるといえる。

■関連記事
【1】今さら聞けないデジタルマーケティングとWEBマーケティングの違いとは?
https://marketingblog.bodais.com/digital-marketing/35/
デジタルマーケティングの領域には、主に下図のように示されており、アイズファクトリーは、AIによる顧客データ分析とその活用方法に関する長年の解析知見・経験を蓄えてきた。「顧客データを分析・活用することで、見込み客の行動を予測し、正しい戦略を立案できます。また既存顧客の購買履歴データを分析することで個々のお客様のニーズを可視化し、推奨商品を可視化することができます。」。


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